目次
はじめに
高配当株投資に興味を持った方に向けて、失敗を減らし、安心してスタートするための前提条件をお伝えします!これを理解するだけで、大損するリスクを大きく減らせるので、ぜひ参考にしてくださいね。
1. 主な投資先は「米国株」と「日本株」
高配当株投資でおすすめされる主な投資先は「米国株」と「日本株」です。
なぜ新興国株やその他の先進国株ではないのか?
- 新興国株のリスク:
- ガバナンス(企業統治)が未成熟。
- インサイダー取引や粉飾決算が起きやすい。
- 株主還元が弱い傾向がある。
- その他先進国株の難点:
- 情報が手に入りにくい。
- 優良銘柄があっても購入が難しい場合がある。
米国株と日本株の組み合わせで十分に分散が効き、長期的な配当金の成長を楽しめる投資が可能です。
為替リスクを考慮した比率
- 日本株と米国株を50%ずつにすることで、円で暮らす生活に必要な安定的なキャッシュフローを確保できます。
2. 少数銘柄への集中投資はしない
少数銘柄に集中投資するのはハイリスク・ハイリターン。外れたときのダメージが大きいので注意が必要です。
リスクを避けるための分散投資
- 日本株: 数十銘柄以上に分散。
- 米国株: 同じく数十銘柄以上に分散。
多くの銘柄に分散投資することで、安全性を高めることができます。
3. 米国株は「ETF」メインで投資
米国株には、安心して長期保有できる高配当ETFが豊富にあります。
代表的なETF
- VYM(バンガード・米国高配当株式ETF):
- 低コストで運用可能。
- 増配トレンドが続いている。
- 値動きが比較的小さい(低ボラティリティ)。
- HDV(iシェアーズ・コア 米国高配当株ETF):
- 高い配当利回りと安定性が特徴。
ETFを活用することで、多くの銘柄に簡単に分散投資できます。
4. 日本株は高配当株ファンドを「自作」
米国株と異なり、日本株には信頼して長期保有できる高配当株ファンドが少ないのが現状です。
ファンドを自作するメリット
- 安定した配当金を得られるディフェンシブ銘柄を選べる。
- 中小型株を組み入れることで、より柔軟な運用が可能に。
自分でポートフォリオを組むのは手間がかかりますが、軌道に乗れば信託報酬がかからない分、コスト面で有利です。
5. その他の国・地域の銘柄は補足的に
日本株と米国株以外の銘柄は、メインではなく補助的に少しだけ組み入れるのがおすすめです。
注意点
- 長期的な成長が期待できるか?
- 配当金や分配金が右肩上がりか?
- 配当性向が高すぎないか?
- 投資コストが低いか?
これらをしっかり確認してから取り入れると、安定した運用に役立ちます。
まとめ
高配当株投資を始める前に押さえておきたい5つの基本をおさらいします。
- 主な投資先は「米国株」と「日本株」。
- 少数銘柄への集中投資は避ける。
- 米国株はETFメインで投資する。
- 日本株では自分で高配当株ファンドを作るスタイルが基本。
- その他の国や地域の銘柄は補助的に。
高配当株投資は手間がかかる投資手法ですが、配当金の成長を楽しみながら、豊かな日常を目指せる可能性があります。まずは、基本を押さえて安全にスタートしてみてください!
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